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月刊少年ジャンプ1981年3月号 第3話 奇怪!連続美女ハリツケ事件の巻(P191〜221、全30頁) ■扉絵見出し■ 美女探偵名推理!! クライム学園の弱点をねらう怪物登場! ■本編開始ページコメント■ 一見おだやかそうなクライム学園のまたまた事件が!! ■前号まで■ 藤寿々美は正義を愛する美少女。父親の藤警部は犯罪発生率全国一のクライム学園で悪戦苦闘していた。寿々美は父親をたすけるべく、下着のマスクをかぶって、まぼろしパンティと名のり、探偵活動を開始。クソを凶器としたドカ便殺人事件や、釣り部員によるパンティースリ事件を次つぎと解決した。 ■最終ページコメント■ 大ブスのためか、同性への同情からか、自分からは戦わずに去るパンティちゃん。さて次号の事件は!? ■次号予告■ 4月号は、学園内に痴漢魔が出現!犯人逮捕にまぼろしパンティがのりだした。『おとり大作戦危機一髪!の巻』 ■4月号予告■ 学園内で痴漢事件続発!おとり捜査で、犯人逮捕なるか!?『まぼろしパンティ』。(P24,401) ■巻末作者コメント■ 外人の女の子は大きくてコワイ(博)金髪の女の子と結婚しようかな(豪) |
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意外と手元になかったアーリーまぼパンですが、ようやく第3話。 本編中では「寿々美」の文字が全くないものの、あらすじ欄でルビが「すずみ」なのを確認。 どうやらこの呼び名は初回だけではなかった模様。 扉絵は颯爽と駆け出すまぼろしパンティ全身像に、 変身前の不安と決意の入り混じった表情の寿々美という絶妙の組合わせ。 寿々美のスカーフが既に解かれているところに注目したい。 胸チラ・・・はまだ無く、体温はそのまま制服に在る。 変身に向けて心と身体が解き放たれる寸前の空気が真空パックされている。 笠倉の復刻版本体表紙でもピンク色になって使用されているものの、 背景部分が少しトリミングされており、 ほぼオリジナルと思われるこちらのバージョンでは、より空気感が伝わって来る。 さてお楽しみの次号予告。4月号は「リンチにかけろ」なので遠からずなところはあるのですが、 考えてみればスリキチ、ワキデカ、まぼろしパンツ、或いはこの回に登場の阿呆田馬鹿道などなど、 どれも変態・痴漢に対する寿々美のおとり捜査で成り立っているところがあるので、 最終巻ばかり読んでいた自分にとっては、それを再確認できたという意味ではよかったかな? 主人公が被害に遭うことも多々!なのがこの作品の好きなところです。 |
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それより驚いたのが最終ページコメント。阿呆田馬鹿道ってやっぱりオンナだったのよね〜。 名前がアレだし、オッパイはあってもイマイチ確証持てなかったのですが・・・。 未消化に終わった正面対決は、1年後の同じ3月号で枢斬暗屯子男として実現することとなります。 画像(左)は月ジャン表紙より。 連載予告号でも2色ページで使われていたナイスなカット。 このカットはもともと全身がしっかり描かれているものだが、部分だけでもやはり素晴らしい。 是非とも原画を発掘して陽の目を見せて欲しい逸品。 画像(下)は4色の予告ページより(P12)。 その後何度か月ジャン表紙でも流用されるカット。 |